Windowsには、ディスクのパーティション管理などが出来る機能として「ディスクの管理」が搭載されています。しかし、Windowsに標準で用意されている「ディスクの管理」では既存のパーティションの縮小・分割が出来ません。
そのため、既存のパーティションの縮小・分割をするにはサードパーティ製のアプリケーションを使うことになります。
今回は、パーティション管理ソフト「MiniTool Partition Wizard」をご紹介します。
MiniTool Partition Wizard をインストール

こちらのページから、MiniTool Partition Wizardのインストーラをダウンロードします。

ダウンロードしたインストーラを実行します。

言語の選択。「日本語」で続行します。

インストールするソフトウェアを選択します。今回はすべてにチェックを入れました。無料版の「MiniTool ShadowMaker」で使用できる機能はこちらから確認できます。必要ないという方は、チェックを外しても良いでしょう。
ちなみにインストールした場合、PCを起動するとこんな画面が出るようになりました。

ShadowMakerでバックアップを作成すれば表示されなくなると思いますが、今回は試していません。

インストール先の設定です。

インストールが始まります。

これでインストールは完了です。完了をクリックします。
MiniTool Partition Wizard の使い方

MiniTool Partition Wizardを起動した様子です。PC上のディスクのパーティション構成が表示されています。
※パーティション構成に変更を加える前に、データをバックアップしておくことを推奨します。
パーティションの縮小・分割
まずは、パーティションの縮小・分割をしてみます。

画面左側のリストから、「パーティション移動/サイズ変更」を選びます。

マウスでドラッグしてパーティションのサイズを調整できます。
調整したらOKをクリックします。

画面左側の “保留中の操作” に変更内容が登録されます。 “適用” をクリックします。

確認のダイアログが表示されます。 “はい” をクリックします。

今回の変更内容がCドライブに影響するものだったため、このような表示が出ました。
この場合は “今すぐ再起動” をクリックして再起動します。

再起動中にこのような表示が出て、パーティションの縮小・分割が行われます。

再起動後に「ディスクの管理」からパーティション構成を確認した様子です。
30.53GBの未割り当て領域が出来ています。問題なく分割できていますね。
パーティションの拡張
次に、パーティションの拡張です。先ほど縮小したパーティションのサイズを拡張します。

画面左側のリストから、「パーティション移動/サイズ変更」を選びます。

マウスでドラッグしてパーティションのサイズを調整できます。
調整したらOKをクリックします。
画面左側の “保留中の操作” に変更内容が登録されます。 “適用” をクリックします。

パーティションの拡張が完了すると、このようなダイアログが表示されます。
これで、パーティションの拡張は終了です。
パーティションの結合
最後に、パーティションの結合です。

80GBのCドライブと19.26GBの未割り当て領域を結合するのですが、結合対象の領域も事前にフォーマットしておく必要があります。

未割り当て領域を右クリックして、新規作成を選択します。

「パーティション新規作成」ウインドウが開きます。 “OK” をクリックします。

NTFS形式でフォーマットされました。また同時に、”E” のドライブレターが割り当てられました。

画面左側のリストの上にある “パーティション” をクリックします。

“結合” を選択します。

拡張するパーティションを選びます。ここでは、Cドライブを選びます。
選択したら、”次へ” をクリックします。

拡張のターゲット領域(結合相手)となるパーティションを選びます。ここでは、先程フォーマットしたEドライブを選びます。
選択したら、”完了” をクリックします。
画面左側の “保留中の操作” に変更内容が登録されます。 “適用” をクリックします。

変更内容がCドライブに影響するものだったため、このような表示が出ました。
この場合は “今すぐ再起動” をクリックして再起動します。

再起動中にこのような表示が出て、パーティションの結合が行われます。

パーティションが結合されました。

「ディスクの管理」からもパーティション構成を確認してみました。
問題なく結合されています。
最後に
今回は、MiniTool Partition Wizardの基本的な機能をご紹介しました。
今回ご紹介した機能に関しては使いやすく、特に難しい操作もないものだと思います。
また、私の環境では特にトラブルもなく使うことが出来ました。
(以前に他社製品を使った時には、Windowsが起動できなくなりましたw)
ただ個人的に気になっていたデータ復旧機能に関しては、スキャンまでは試してみましたが、私には使い方が全く分かりませんでした。
(そもそもデータ復旧をしたことがないのですが…)
【この記事の制作環境】
Windows 11 Pro Version 21H2 (OSビルド 22000.493)
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